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株式投資家の視点で世の中を見る

sachikotan

自分の考える株式投資を始めるメリットの1つに、株式投資家の視点で世の中を見られるようになる、というのがあります。

今回はその内容について書いていきます。

人は様々な視点を持つ

人は家族構成、立場、所属する組織などにより様々な視点を持って世の中を見ています。

例えば親の視点、子の視点、単身者の視点、経営者の視点、労働者の視点、高齢者の視点、若年者の視点など…挙げればキリがありません。

視点により見え方、感じ方も異なり、例えば最低賃金が上昇したニュースを見た際の経営者と労働者の視点、社会保険料が上昇したニュースを見た際の高齢者と若年者の視点では、それぞれの見え方、感じ方は大きく異なるはずです。

複数の視点を持つ人も多く、視点が増えるほど物事を多角的に捉えることができ、本質的な理解、客観的な判断に繋がりやすいと自分は考えています。

株式投資家の視点というのは他の視点に比べて、大きく角度の違う視点になることも多く、株式投資を始めることで、人によっては成長できる機会が増えるかもしれません。

自分が株式投資家視点で世の中を見た一例

あくまで自分個人の視点であり、真偽、善悪、倫理観、感情面などは一旦抜きにして、最近耳にする日本国内の出来事に対しての例を挙げていきます。

移民が増え続ける

  • 治安の悪化によりセキュリティ、防犯用品(監視カメラ、防犯ブザー等)の需要が増えそう。
  • 治安の良い地域の不動産価格はさらに上がりそう。
  • 大胆な窃盗事件が増え、金属リサイクル、貴金属買取、中古車買取関係の需要も増えそう
  • 外国人を多く扱う人材紹介会社の需要が増えそう

高齢者が増え、出生数は下がり続ける

  • 介護用品、訪問介護、老人ホームの需要が増えそう。
  • 資産家も体が動かなくなると最終的には介護関係しかお金を使うところが無いため、高級老人ホームの需要も増えそう。
  • 子供の数は減っても一人当たりに掛けるお金は増え、教育、玩具などの需要は逆に増えそう。

社会保険料が上がり、実質賃金は下がり続ける

  • 労働者は生活の余裕が減り、より実利のあるもの、目の前で価値を感じるものに優先してお金を使いそう。
  • 実利の無い冠婚葬祭に大金を使う人が減りそう。ただしリーズナブルな葬儀、フォトウェディングなどは逆に需要が増えそう。
  • 生活必需品とも言える食品、日用品、スマホなどの需要は底堅そう。
  • 理性で無く本能で消費するもの(酒、たばこ)の需要は底堅そう。多少需要が減っても、その分は単価上昇で補えそう。
  • 先行きが不安な若年者が増え、不安を煽るサービス(保険)の需要は逆に増えそう。
  • いずれリボ払い、残クレに続く革命的な金融商品が生まれた場合、車、ブランド品の需要がさらに伸びる可能性もありそう。

終身雇用制度の崩壊

  • 転職者、転職回数が増え、転職サービスの需要が増えそう。
  • 副業を始める人が増え、社会人向け教育サービス、eラーニングの需要が増えそうだが、その分副業詐欺に引っかかる人も増えそう。
  • 会社に依存せず専門的な知識、スキルを身に着けられる仕事の需要が増えそう。

政局が不安定

  • 政局が不安定だと株価が乱高下することも多く、長期的には右肩上がりという前提で株式投資をしている場合、どこかで買い場が来るかもしれない。

これらは単に需要が増えそうな分野の想像でしかありませんが、良いか悪いかの判断以外の視点が増えたことは、自分にとって新鮮でした。

自分の考えるインデックス投資の問題点?

長期投資で資産を増やす場合の最適解としては、S&P500や全世界指数に連動するインデックス投資が挙げられることが多く、自分も資産を増やすだけならその通りだと思います。

しかし、勝手に分散、銘柄組み換えをやってくれる分、株主としての実感が得られにくく、自分で各企業の動向を気に掛ける必要も無くなり、株式投資家の視点が得られにくいという問題点があります。

何も考えずに積み立てし、資産だけ増やしたいという人にとっては問題では無く、世の中にはそう考える人の方が圧倒的多数だと思いますが…。

実際投資に掛ける労力を最低限にしつつ、経済成長の恩恵はしっかり受け取るという行為は非常に合理的で、自分も投資未経験者にはまずインデックス投資をすすめています。

そのうえで、経済、株式投資自体に興味がある、自分の持つ視点を増やしたいと少しでも思う人がいれば、インデックス投資と並行しながらの単元未満株購入でも良いので、日本の個別株を買ってみることをおすすめします。

アメリカなどに優秀な個別株がたくさんある中、なぜ日本株なのかというと、生活の中でより身近に感じられ、情報も得やすいからです。

特にヤフーニュース、SNS、証券アプリなどで手軽に、早く、日本語で情報を得られるのは大きいです。

株式投資家の視点を持つという意味では、自分が普段使っているサービス、製品を扱う企業、街でよく見かける企業、友人、知人が勤めている企業の株などを購入するのはおすすめです。

自分が勤めている会社の株を買うのは、分散という観点からおすすめしませんが、それが日々のモチベーションに繋がるなら、リスクを理解した上で購入するのも良いと思います。

まとめ

現代では世の中に不満を抱えている人も多いですが、それらは個人の努力でどうこうできるレベルでは無いし、10年20年程度で変わることでもありません。(選挙に行くことは大切ですが)

そんなとき違った視点で世の中を見れば、少しは楽になることもあるかもしれません。

実際自分は株式投資家の目線を持ってから、他人の目、世間の声を気にすること、世の中への不満などは大幅に減った気がします。それが良いか悪いかはさておき…。

視点が増えるに越したことはないので、まだ投資をしていない方は少額からでも始めてみてはいかがでしょうか。

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ナオ
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FIREしたい系アラフォー
道中を楽しみながらFIREを目指しており、日々の生活、考え、趣味などを発信します。→詳細はプロフィールから
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