【日本百名山】安達太良山(2025年9月)

福島県にある日本百名山の一座、安達太良山をソロで野地温泉から縦走しました。
登山前
栃木、群馬あたりの天気が好転しない中、ちょうど安達太良山の天気予報が良さげな日があり、前日に登山を決定。
これまではロープウェイの方からしか登ったことが無く、気になっていた野地温泉からの縦走ルートで登ることにしました。
そうして前日の夜に車で向かい、福島市内で車中泊。
そもそも到着が深夜だったため、当然早起きはできず…笑。7時半頃に起き準備、朝食をとり、野地温泉ホテルの駐車場には8時半過ぎに到着し、受付を済ませました。
※登山でこちらの駐車場を利用する場合、無料ですがホテルでの受付が必要となります。
登山内容

8:58 ホテル脇の安達太良山登山口より登山開始。
今回は鬼面山→箕輪山→鉄山→矢筈森→安達太良山と縦走予定で、まずは鬼面山に向かいます。



9:11 旧土湯峠の分岐に到着。


所々見晴らしの良い場所があります。
写真は撮れませんでしたが、樹林帯ではアサギマダラなどの蝶も見かけました。

9:32 鬼面山の山頂に到着。
ここから箕輪山に向かいます。


このあたりから高山植物が現れ始めます。


途中ヘビを発見。

鬼面山から一度標高を下げての登りとなり、距離も長くここが一番疲れます。
途中土が滑りやすい箇所もあり注意です。


10:33 箕輪山の山頂に到着。

地図上の山頂地点は草で覆われていますが、標識の場所で登頂済みになるため、わざわざ行く必要は無いと思います。

箕輪山の山頂は広くて景色が良く、同じタイミングで山頂に着いたご老人と話しながら一旦休憩。
安達太良山と比べると登山者は少ないですが、このあたりは高山植物がたくさんあり、また違った魅力があります。


写真奥に小さく見える鉄山避難小屋を目指して進みます。


この間には草木が多い箇所もありますが、藪漕ぎと言うほどでは無く普通に歩けます。松の枝が肩に当たりそうにはなりますが。


岩場の登りを終えると、避難小屋のある稜線に出ます。
ここから先は常に見晴らしの良い道が続きます!

11:20 鉄山避難小屋に到着。

トイレなどはありませんが、中はキレイです。

小屋の周りは景色が良く、沼ノ平火口も上の方が少し見えます。

少し先にある鉄山の山頂に向かいます。

11:30 鉄山の山頂に到着。



山頂付近はさらに景色が良く、ここでようやく沼ノ平火口を見ることができました。
安達太良山にはこれを見るために登っていると言っても過言ではありません…!

避難小屋付近では何人かとすれ違いましたが、この時点では付近に人がおらず、来る気配もありません。
山頂先端の岩に座って沼ノ平を独り占めしながら至福の休憩!

至福の休憩の後は、この先に見える矢筈森、安達太良山を目指して進みます。

進むにあたりこの崖を下りましたが、西側に迂回する道があるのに後から気付きました…笑。

ここからは安達太良山特有の荒々しい地形の中を歩けます。


麓の町、岩、植物、盛りだくさんです。

稜線から下るいくつかのルートは立入禁止になっていました。


矢筈森への分岐から見る沼ノ平火口。


12:06 矢筈森の山頂に到着。
この後は安達太良山の山頂に向かいます。

写真奥の分岐からまっすぐ進むと安達太良山、右に進むと船明神山があります。
近くで見ると船明神山への道が良い感じで、時間的にも余裕があったため、そちらにも登ることに決定。とはいえまずは安達太良山を目指します。

船明神山への分岐から見る沼ノ平火口。どの角度から見ても美しい…。



安達太良山の山頂が近づいてきます。

平日のため山頂前のハシゴも空いています。

12:27 安達太良山の山頂に到着。



こちらは緑の多い360°絶景。
混雑というほどではありませんが、平日でもさすがに山頂にはある程度人がいました。

安達太良山の山頂で休憩した後は、分岐まで戻って船明神山に向かいます。

船明神山への登山道から見る沼ノ平火口。



13:12 船明神山の山頂に到着。

船明神山から見る安達太良山とその稜線。
船明神山に登る人は割と少ないのか、自分以外に人はいませんでした。
その後は野地温泉まで来た道をひたすら戻ります。
16:31 野地温泉ホテルの駐車場に戻って登山終了。
下山後
このまま栃木、新潟方面に遠征できるよう準備していましたが、天気が微妙だったため断念。途中スシローで夕食を食べ帰宅となりました。
スシローはやっぱりネタが美味しい!まぐろ赤身、かつおたたきが安くて高タンパク、低脂質で優秀でした。
まとめ
野地温泉からの縦走ルートは下りと登りを繰り返す箇所もあり、体力、時間は消費しますが、個人的にはロープウェイからのルートよりこちらの方が好みでした。
特に鉄山、矢筈森、船明神山のあたりは人も少なく、沼ノ平火口や荒々しい地形を見ながらの稜線歩きは最高でした!
鉄山避難小屋での小屋泊なんかも面白そうですね。