普段のコーヒードリップルーティンについて

今回は自宅でのコーヒードリップ時のルーティーンを紹介します。
抽出方法は4:6メソッド
フレンチプレス、エアロプレス、金属フィルターなども試しましたが、抽出や片付けの手間や毎日淹れることを考えると、ペーパーフィルターを使用したハンドドリップに落ち着きました。
昔はドリップスタンドを使い抽出量で管理していましたが、現在はお湯の投入量で管理しています。レシピは粕谷哲さんの4:6メソッドを使用。抽出が安定し、純粋に豆の種類、焙煎度の違いを比べることができるため気に入っています。
4:6メソッドの基本通り、豆20gに対しお湯300gを5回に分けて注ぎます。量が多いときは豆15gに対しお湯225gにすることも。
①お湯を沸かす

エペイオスのドリップケトルでお湯を93℃に設定し沸かします。
バルミューダのケトルがお気に入りでしたが、お湯の温度を1℃単位で設定でき、細いお湯が出せるエペイオスのケトルに変えました。
温度は豆の焙煎度によって変える方が良いと思いますが、自分は毎回93℃にしています。80℃台では酸味が多すぎる気がして色々試し、93℃に落ち着きました。
②抽出器具を準備

お湯を沸かしている間にスケール、ドリッパー、粉受け、豆の入ったキャニスター、カップ、マドラーを準備。

引き出しからペーパーフィルターを取り出しドリッパーにセット。
使用している抽出器具
- スケール…アカイア パール
- ドリッパー…ハリオ V60 01 樹脂製
- 粉受け…カリタ ナイスカットGに付属の物
- キャニスター…珈琲考具
- カップ…スノーピーク ステンレス真空マグ300
- マドラー…無印良品
- ペーパーフィルター…CAFEC アバカフィルター1カップ用
アカイア パールはデザインも含めてお気に入り。使用しているのは現行モデルですが、旧モデルは時間と重量を同時に図るモードで重量の小数点以下が表示されないため、中古で購入する場合注意です。
ドリッパーは使いやすさを考えると樹脂製に落ち着きました。
スノーピークのマグカップは色々持っていますが、自宅でコーヒーを飲む際は保温性の高いダブルウォールで内部が真空仕様の物を愛用しています。
③豆を挽く


キャニスターから豆を取り出し20gを計量。微粉やミル内に残る分も考慮し若干多めにします。
珈琲考具のキャニスターは遮光性があり、密閉性もそれなりにあるため気に入り、買い増して現在4つあります。焙煎日と焙煎度を記載した付箋も貼っています。

ナイスカットGに豆を投入し挽きます。4:6メソッドで粗挽きにしすぎると味が薄くなるため、自分は豆20gの場合挽目4、豆15gの場合挽目3.5に設定するのが好みです。
自宅でドリップする場合、手挽きだと毎回豆を挽くのが億劫になりがちなので、電動ミル導入はおすすめです。

お湯が沸いたらカップにドリッパー、フィルターをセットし、豆投入前にお湯を回しかけます。自分はフィルターにお湯をかける、かけないで味の違いは感じませんが、カップの保温ついでにかけています。

その後ドリッパーに引いた粉を投入。ドリッパーを振って粉を平らに均します。
④お湯を投入

- 1投目 50g
- 2投目 45秒 70g(累計120g)
- 3投目 1分30秒 60g(合計180g)
- 4投目 2分10秒 60g(累計240g)
- 5投目 2分45秒 60g(累計300g)
- 3分30秒 抽出完了
上記の時間とお湯の量で抽出します。※時間は抽出開始してからの経過時間です。
スケールをリセットした後にカウントをスタートさせ、時間とお湯の量を図りながら投入していきます。

1投目50g投入。蒸らします。

45秒経過後2投目70g投入。香りが広がってきます。

1分30秒経過後3投目60g投入。フィルター縁に粉が残るので、3投目で外側にもお湯を回しかけて粉を落とすのが自分のやり方です。

2分10秒経過後4投目60g投入。自分は味をしっかり出したいので、お湯の注ぐ勢いは最初の方とあまり変えません。

2分45秒経過後5投目60g投入。お湯の投入はこれで終了です。
⑤抽出完了

3分30秒経過後ドリッパーを外して粉受けに乗せ、抽出したコーヒーをマドラーでかき混ぜ濃度を均一にして完了。
淹れたてコーヒーを飲みながら器具類を片付けます。
まとめ
最近は家にいる時間が多く、ハンドドリップの機会も増えました。
コーヒー豆は近年価格が上がっているため、現在はAmazonなどで生豆を購入し家庭用の電気焙煎機で焙煎することが多いです。手間は掛かりますが、色々な豆を試して自分にとっての価格、味のベストなバランスを見つける楽しみもあります。
焙煎までやるのは少数派だと思いますが、ダイニチの電気式焙煎機などは直火式のものと違って技術がいらず焙煎度も安定し、気軽に始められるのでおすすめです。
そもそも自分はフリーズドライ、ドリップバッグのインスタントコーヒーも普通に飲みますし、120円であの味を出せるコンビニコーヒーに感動すらします。
コーヒーとは単なる嗜好品ですし、そんなに高尚なものではないと思っています。
自家焙煎、ハンドドリップと聞くと敷居が高く感じますが、自分はiPadでYouTubeを見ながらドリップすることも多く、お湯の投入が遅れることもよくあります笑
それでも結局は美味しく飲めますし、細かいことは気にせず楽しむのが一番だと思います。