愛用品紹介 ノースフェイス エクスペディションドライドット
自分が秋冬、春の登山時にベースレイヤーとして愛用している、ノースフェイスのエクスペディションドライドットを紹介します。
エクスペディションドライドットについて

ノースフェイスの最高峰ライン、サミットシリーズの中での定番品とも言えるベースレイヤーです。

形状、カラーのバリエーションも年々増え、ロングスリーブタイプではクルー、フーディ、ジップハイの3種類で、自分はクルー1枚、フーディ2枚の計3枚を愛用中。
男女共用モデルですが、S~XXLに加え女性用のWS~WLもあり、サイズ展開も豊富です。

左胸と左袖の他、右肩後ろにもロゴあり。

素材は化繊のダブルニット構造で、肌面は撥水糸を使用したドライ層、表面は吸った汗を拡散させる吸水層になっています。
この構造により、肌面の汗を素早く外側に移し乾燥させ、ドライな着心地をキープすることができます。
登山者の間では定番のミレーのドライナミックメッシュ、ファイントラックのドライレイヤーなどと、ベースレイヤーを一枚にまとめたようなイメージでしょうか。
その他にも、防臭加工、袖口サムホール、胸ポケットなど細かい機能もあり、細部までのこだわりが感じられます。

ジップ付きタイプは首元にファスナーの金具が直接触れないようになっているのも、秋冬に着用する上で地味に嬉しいポイントです。

毎年細かいアップデートを重ねており、袖のサミットシリーズのロゴも若干変わっていました。
気に入っている点
吸水速乾性が高い
上記記載した構造により吸水速乾性が高く、汗をかいて濡れていても、下山時などで運動量が減るといつのまにか乾いています。
立体裁断で動きやすい
生地自体に伸縮性があり、立体裁断で作られており動きやすく、腕を挙げても裾が挙がってこないのが特に良いです。
前見頃に比べて後見頃の裾が長いのも、前屈みになった際の背中をカバーしてくれます。
思っていたよりは耐久性がある
今年の冬~春にかけての宮城県内里山巡りでは常に着用しており、新しいモデルでは防臭加工がアップデートしたとのことで、保有している物は使い潰して買い替えるつもりで、藪漕ぎもガンガンしました。


枝に引っかかった際に小さなほつれは何か所かできましたが、これ以上のキズ、穴空きは無く、思っていた以上の耐久性!まだまだ使い続けられそうです。
気になる点
夏には暑すぎる
いくら吸水速乾性が高いとは言っても、ダブルニット構造である程度の保温力はあり、さすがに夏の行動中に着ると暑すぎます。
ショートスリーブのみですが、通常のドライドットより薄手のドライドットライトも存在し、夏はそちらを着用してくださいということでしょう。
また、前見頃に防風素材を使用した、ランニング用のハイブリッドドライドットライトクルーというのもあり、こちらはロングスリーブ。来年の夏はこちらを試してみたい気もしますが…。
表面がドット模様
表面には水分を移すためのドットがあり、多少のスポーツ感は出るため人によっては気になるかもしれません。
自分は登山でしか着ませんし、そこまで気にしませんが。
高機能な分価格も高い
現時点でクルーは定価13,200円(税込)ですが、ジップハイ15,400円、フーディ17,050円と、化繊ベースレイヤーでは高価格帯です。
価格に見合う価値はあると思いますし、ドライレイヤーと薄手フリースも兼ねていると考えれば逆に安いかもしれません。Amazonなどで安く買うこともできますしね。
上記気になる点3つは強いて挙げればといったところで、そこまで不満はありません。
自分の着用場面
ざっくりとですが、登山開始時で気温15℃を下回る場合のベースレイヤーとして着用しています。
※15℃を超える場合はパタゴニアのキャプリーンクールデイリーフーディ

製品のコンセプト的にも中に何も着ないのが合理的だと思うのですが、自分はあえて中にミレーのドライナミックメッシュを着ることで、さらにドライ感を高めています。
この辺は好みですが、自分は両方試した上でこの組み合わせにしました。おかげで背面にメッシュの無いザックでも汗冷えはほぼありません。

登山開始時から重ね着する場合はクルー、しない場合はフーディを着用。フーディはジップがかなり下まで開き、体温調節しやすいのが良いです。
本当はジップハイだと両対応できて最適ですが、試着した際に襟がヘニャッとするのが好みではありませんでした笑。
天候にもよりますが気温5℃前後まではこの組み合わせで、上にハイブリッドアブレイザーフーディなどのアクティブインサレーション、レインウェアのクライムライトジャケットを着用することで冬山まで対応可能!

時期でいうと10月~5月が目安で、活躍時期の長い愛用品です。
サイズはかなりタイト目で、ピチピチに着たくない身長169cmの自分は、Lサイズでちょうど良いぐらいです。
吸水速乾性を最大限発揮するためには当然体に密着するサイズの方が良いですし、こちらも好み次第ですが…。
まだ試したことはありませんが、夏のテント泊での就寝着としても良さそうな気がします。
まとめ
余談ですが、ノースフェイスのホームページを見ると、サミットシリーズの製品欄からはドライドットシリーズが消えており、通常ラインのページに移っていました。
近年はサミットシリーズの新製品も少ないし、人気モデルのみ通常ラインに移して終了となったら悲しいですね…。
それでもドライドットは自信を持っておすすめできる製品ですし、これからも愛用し続けたいです!
サイズ、カラーにもよりますが、ノースフェイス製品はなぜかAmazon公式などで国内正規品が割引で買えておすすめです。しかしなぜなんだろう…笑。