登山

【日本百名山】平ヶ岳(2025年9月)

sachikotan

新潟県と群馬県の県境にあり、日本百名山の一座でもある平ヶ岳にソロで登りました。

YAMAPの記録

登山前

週末は久々に山の天気が良かったものの、土曜日は一か月待ちだった鼻の日帰り手術予定で、さすがにスライドするわけにいかず、せめて日曜日に比較的予報の良い平ヶ岳に登ろうと決めました。

基本的に平ヶ岳の登山ルートは、中ノ岐登山口から登るプリンスルート、鷹ノ巣登山口から登るクラシックルートの2種類です。

距離、高低差の少ないプリンスルートについては、中ノ岐登山口まで一般車両通行不可で、付近の湖山荘で登山口までの送迎付き宿泊プラン(人数によりますが大よそ一人15,000円以上)を利用しなければなりません。

一方、クラシックルートは駐車場も無料ですが、長距離で高低差も大きく、途中に宿泊可能な場所も無いことから、日本百名山の中でも体力的には最難関の部類に入ります。

ですが、家計を考慮すると実質的に選択肢が存在せず、クラシックルート一択となりました笑。

そうして日の出と共に登山開始できるよう、前日の夜から車で向かいましたが、到着までの2時間弱はコンビニが無く、事前に準備しておいて本当に良かったです…笑。

途中、会津駒ヶ岳に登る際の拠点にもなっているアルザ尾瀬の郷があり、キレイなトイレがあるため、車中泊らしき車も多数いました。

アルザ尾瀬の郷から車で40分程度走り、深夜12時前に鷹ノ巣登山口駐車場に到着。

燧ヶ岳の登山口である御池駐車場を過ぎてからの道は狭い箇所も多く、中々の秘境です。

駐車場には既に車中泊らしき車がそれなりにあり、自分もすぐに就寝しました。

到着が遅れたこともあり日の出を過ぎて起床…朝食を食べて準備をしていると、周りに人の気配がありません。後で調べてみると、暗いうちに出発する人も多かったようです。

登山内容

6:18 鷹ノ巣登山口より登山開始。※YAMAPの地図上では平ヶ岳登山口と表示されています。

まずは樹林帯を登ります。

30分弱登ると最初の稜線に出ます。

この区間は見晴らし、風通しが良く、暑い時期は序盤にこういう区間があると嬉しいです。

稜線の後には岩場の登りもあります。

8:04 下台倉山の山頂に到着。

最初の稜線に出てから割と登りましたが、まだまだ序盤といったところです。

ここから次の台倉山までは片側が開けた稜線が続き、付近にある日本百名山、燧ヶ岳がよく見えます。

燧ヶ岳を見ながら歩いてくださいと言わんばかりの登山道です笑。

上空の雲の流れが速く、青空になったと思ったらすぐ雲に覆われたり…。この日は午後2時頃から雲が増える予報で、午前中のうちに上の方まで辿り着きたいところです。

8:58 台倉山の山頂に到着。

下台倉山の山頂からは1時間弱で、行動食摂取にはちょうど良いポイントです。

この後はしばらく樹林帯が続き、急登はありませんが距離が長く、疲れるところです。

僻地の樹林帯でも木道が整備されている箇所があり、感謝しかありません。

10:13 樹林帯を抜け、池ノ岳手前の登りに到着。

この登りの先には絶景が待っており、頑張って登ります。

上の稜線が見えてくるとテンションも上がります。

崖になっている箇所もありますが、普通に登山道を歩いていれば落ちることはありません。

10:37 池ノ岳の山頂に到着。

平ヶ岳と言えばこの池のイメージで、ここに辿り着くまでの時間も長かった分、感動すら覚えました!

平ヶ岳もよく見えます。

木材の平場が複数あり、ここで食事休憩している人も多かったです。

すぐ先にも見晴らしの良い分岐があり、一人でゆっくりしたい自分はこちらで休憩。

分岐からはプリンスルート方面の景色も良く、個人的おすすめスポットです。

登山者が多い日は、ここで休憩すると邪魔になってしまうかもしれませんが…。

休憩後は平ヶ岳山頂を目指して進みます。

この先も登りはありますが、ここまで来れば実質登頂済みのようなものです笑。

少し進むと平ヶ岳山頂前の湿原に出ます。

この標高で山頂付近が広大な湿原になっているのは新鮮で、空に向かって歩いている感覚!

11:16 平ヶ岳の山頂に到着。

長かった…。標識は奥の草木で囲われた場所にあります。

この平場でも燧ヶ岳はばっちり見えます。山頂の形状が独特で分かりやすい…!

山頂の先にも登山道が続いています。

すぐ行き止まりですが、こちらも景色が良く、山頂のついでに来るのがおすすめです。

休憩しつつ天空の湿原を満喫した後は、途中違うルートを通って池ノ岳まで戻ります。

池ノ岳とは逆方向ですが、こちら側にも花畑、池があり、そこまで歩いてみました。

この時点で昼の12時前後、予報よりも早く上空に雲が増えてきており、良いタイミングで山頂に辿り着けたと思います。

その後は登りと同じルートで、長い長い下山が始まります…笑。

15:21 鷹ノ巣登山口駐車場に戻って登山終了。

下山後

翌日も付近の山に登りたかったですが、天気予報がさらに悪くなったため断念…。

途中プレハブのラーメン屋でネギ味噌ラーメン、餃子を食べて大人しく帰宅しました。

まとめ

クラシックルートは距離が長く、気軽におすすめはできませんが、上の方の池と湿原は素晴らしく、一度は登る価値のある山だと思います!

立地と難度から日本百名山の中では登山者も少ない方で、比較的ゆったりと絶景を楽しめますしね。

付近には他にも日本百名山がいくつかあり、食料など買い込んだ上での遠征もおすすめです!

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ナオ
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FIREしたい系アラフォー
道中を楽しみながらFIREを目指しており、日々の生活、考え、趣味などを発信します。→詳細はプロフィールから
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