登山用品

遠征登山でメリノウールウェアをお試し

sachikotan

遠征登山において、メリノウールウェアをお試し導入した際の所感、化繊ウェアとの比較などを書いていきます。

メリノウールウェアお試しの経緯

耐久性、手入れのし易さから登山ウェアは基本的に化繊一択で、自分の持っているメリノウールウェアと言えば雪山靴用のソックスぐらいでした。

しかし、昨年から遠征登山をする機会が増え、化繊ウェアを着続けていると抗菌防臭加工があっても結局臭います笑。

山の中を歩き続ける縦走では諦めも付きますが、毎日お店や温泉に立ち寄る遠征登山では気になって着替えを持っていきますが、温泉後にベタついた服を着るのも嫌で、さらに温泉~就寝用、登山用で分けると一気に荷物が増えてしまいました。

車中泊なので荷物が増えても構わないと言えば構わないのですが、準備が億劫になり、ソロ遠征ならではの身軽さも失われている気がして、着替えを減らすことを主目的とした防臭性の高いメリノウールウェアのお試し導入を決定!

ありきたりですが、化繊ウェアと比較した場合のメリノウールウェアの主な特長を挙げると、

メリット

  • 消臭性が高い
  • 吸湿、調湿性が高い

デメリット

  • 速乾性が低い
  • 耐久性が低い

肌触りは好みにより、保温力は厚さ、比べる化繊素材によっても異なり一概に語ることができず、ここでは触れていません。

登山ウェアとしては近年、メリノウールと化繊を混ぜたハイブリッド素材が流行っていることもあり、今回はそちらから選んでみました。

購入したメリノウールウェア

パタゴニア キャプリーン クールメリノ ブレンドシャツ

素材:メリノウール65% ポリエステル35%

パタゴニアのベースレイヤー、キャプリーンシリーズの1つで、クールという名称からも暖かい時期の着用を想定しており、かなりの薄手です。

パタゴニア製品にはメリノウール製品がほとんど無く、おそらく耐久性の観点でブランドの求める品質を担保できないのかな、と勝手に思っていましたが、これは社内の耐久性テストを通ったのでしょうか…?

ブリング ワンダーウェア ワン 50/50

素材:メリノウール50% ポリエステル50%

その名の通り混率が50/50のボクサーパンツ。メリノウールが70%の70/30もありますが、登山用ということで速乾性の高い50/50を選びました。

前後表裏関係無く穿ける男女兼用モデルで、ベルト部分もゴムでは無くニット構造となっており、縫い目もありません。

生地に凹凸があることから空気層を作れそうで、ミレーのアミアミの代替として期待したいです。

モンベル メリノウール トレッキングソックス

素材:メリノウール58% ナイロン26% ポリエステル14% ポリウレタン2%

雪山靴用にメリノウールのアルパインは持っていましたが、今回他の無雪期用の厚さに合わせてトレッキングを購入。

モンベルのメリノウール製品は表立ってアピールしていないものの、大抵は化繊が混ざっており、種類、厚さによって混率も違います。

このソックスは思っていたよりウールの混率が少なめですが、モンベルが数十年かけて辿り着いたベスト混率なのでしょう。

遠征登山で実践

11月~12月に行った、5~6日程度の遠征2回で実践。私用も含まれており山に登らない日もありましたが、自宅出発から帰宅まで着続けました。

ちなみに1回目の遠征では3着とも素肌に、2回目の遠征では上半身のみミレーのアミアミを着ました。

消臭性

消臭性は想像より遥かに高く、あくまで個人の感想ですが、5~6日間着続けても汗臭さは感じませんでした。

ボクサーパンツ、ソックスは洗いたてじゃないというのは分かりましたが、臭いという感じではなく、外側のウェア、靴の匂いが多少移ったのかもしれません。

ウールの混率が最も高いこともあってか、一番びしょ濡れになったはずのパタゴニアのクールメリノはほぼ無臭でした。これは本当にすごい!

※繰り返しますが個人の感想で、人に嗅いでもらったわけではありません笑。

吸湿、調湿性

いまいち言葉にするのが難しい部分ですが、登山ウェアとしての快適さは化繊に劣るというのが自分の結論です。

汗で濡れて素肌に張り付いても化繊ほどのヒンヤリ感は感じませんでしたが、不快感が無いわけではなく、やはりミレーのアミアミのドライ感、快適さには敵いません。

生地に凹凸のあるブリングのワンダーウェアはギリギリ及第点と言えなくもないですが、やはりミレーの~~以下略。

モンベルのソックスについては体部分より汗をかかないせいか、普段履いている化繊のウィックロンと比べて快適さに違いはありませんでした。

登山中以外に目を向けると、汗でびしょ濡れ→乾燥を繰り返しても化繊100%のようにベタついた感じがせず、入浴後もサラッと快適に着続けることができたのは非常に良かったです。

速乾性

化繊が混ざっていることでメリノウール100%より速乾性は高いはずですが、それでも化繊100%には敵いません。

普段着ているのがミレーのアミアミ、ノースフェイスのドライドットだったりと、比べる相手が悪いだけとも言えますが…。

特にパタゴニアのクールメリノはミレーのアミアミ無しで素肌に着たところ、下山後の温泉到着時でも乾いていなかったです。

耐久性

着用回数の少ない現時点では何とも言えませんが、一度着用、洗濯した後のウール特有の生地表面の毛羽立ちは気になります。

ただ、元々生地に凹凸のあるブリングのワンダーウェアは気にならず、これは良くできてるなと思います。

さらにパタゴニアのクールメリノは生地が薄く、1枚で着た際の草木の引っ掛け、ザックとのスレなどにも気を遣いそうです。

着用後は他の登山ウェアと同じようにネットに入れて中性洗剤で洗濯、自然乾燥していますが、保管時の虫食いについては現時点では分かりません。

現時点で辿り着いた結論

消臭性は評判通りで、化繊の抗菌防臭加工では辿りつけない域だと実感しました。

繰り返し着た際のサラッとした感じも同様です。

ただ、登山においてはその2点を除いて化繊100%の方が快適であり(ソックスのみ変わらず)、仮にメリノウールの長所を生かす場合も50%混ざっていれば十分、というのが現時点で自分が辿り着いた結論です。

1日だけの日帰り登山では化繊100%で良いと思いますが、臭いの気になる遠征登山、テント泊縦走では快適性と消臭性の選択になりそうです。

それも現時点ではソックス以外化繊100%で良いかなと思っていますが…。

逆に登山以外での旅行や帰省時など、行動量の少ない日常シーンの方がメリノウールのメリットが生きるのではないかと思いました。

ということで、ワークマンの格安メリノウール上下インナーを購入、快適性の変わらなかったモンベルのソックスも合わせて買い増し。日常で試してみようと思います。

ワークマンの上下インナーはメリノウール100%ですが、日常なら汗処理については重視しなくて良いかなと。あと価格が圧倒的に安い!

ソックスの柄は好みではありませんが、他素材のソックスと見分けやすくするのにあえて…笑。

登山用のソックスはこれまで、

  • 気温5℃以上…モンベル KAMICOトレッキングソックス
  • 気温5℃以下…モンベル ウィックロン トレッキングソックス
  • 雪山…モンベル メリノウール アルパインソックス

といった感じで、無雪期は靴のサイズ感が変わらないよう、厚さを合わせて素材のみ変えていましたが、今後ウィックロン→メリノウールに変えて試してみます。

登山靴はゴアテックスフィルムの加水分解のこともあり、内側を頻繁に水洗いすることができず、靴下の消臭性は高いに越したことはありませんしね。

これらは当記事を書いている時点でもお試し中で、別途記事にする予定です!

まとめ

寒い時期の登山は汗の量が少ない=化繊100%でも臭いにくいことに加え、ザック背面に後付けメッシュ(ミネルヴァ 清潔空間)を付けてからは背中側の汗臭さも減ったため、暑い時期に改めて試してみたいですね。

今後試すメリノウールの登山ウェアとしては、アクリマのウールネットなどのメッシュインナー、50/50の混率に力を入れているスーパーナチュラル製品の追加を検討しています。

また、ライバルとなるミレーのアミアミの臭う、臭わないは人によって諸説ありますが、自分としてはメリノウールほどでは無くとも消臭性はかなり高いと思っています。

自分なりの根拠もあり、これも別途記事にしたいですね!

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