SOTO ウインドマスター(SOD-310)の点火スイッチ故障について

キャンプ、テント泊登山で愛用しているSOTOのバーナー、ウインドマスターの点火スイッチの調子が悪く、その後の対応についても書いていきます。
点火しなくなったため分解、清掃
使い始めて3年ほどですが、結構前から点火スイッチを押しても点火するのが4~5回に1回程度になっていました。
点火スイッチの故障はウインドマスターに限らず使っていれば必ず訪れることで、想定もしていました。そして前回キャンプ中に完全に付かなくなったため、自分で分解、清掃してみることにしました。
※当然メーカー非推奨で、メーカー保証の対象外にもなってしまうため自己責任となります。

下の赤い部分が点火スイッチで、メーカーロゴがあるのがカバー、こちらの上にあるネジをドライバーで回し外していきます。

カバーはツメで留まっており、ガチャガチャ回しているうちに外れました。その他は引っ張るとばらせます。
そうしてばらしたところ、カバーの中に小さな芋虫が挟まっていました…!さすがに写真は載せませんが。
まだ水っぽさがあり、前々回キャンプ時に入りこんだと思われます。こちらの体液?か何かの影響で電極が濡れ点火しなくなったのかもしれません。
全てのパーツを清掃、乾燥させ組み立て、点火するのは以前と同様に4~5回に1回程度まで戻りましたが、完全には直りません。
スイッチは元々問題無くカチカチ鳴っていましたし、電極部の錆び、汚れ、接触不良などが原因の可能性が高そうです。

チューブからスイッチの電極を抜き差ししたりと、色々試して改善はしましたが、それでも完全には直ることはありませんでした。
点火スイッチの必要性を改めて考える
調べると他製品との点火スイッチ交換、電極の研磨などの方法もあるようですが、今回の故障を機にそもそも点火スイッチは必要なのかという疑問が浮かびました。
部品が多く繊細で、濡れ、汚れ、錆びなど野外で使用する上で気にしなければならないことが多すぎます。慣れてる人々がライターで点火している話はよく聞きますし、改めてその理由が分かった気がします。
そもそも点火スイッチがあっても、キャンプ、テント泊登山時は別の火起こしの道具は必ず持ち歩いていました。これは使用用途が被る道具を余分に持ち歩いていたとも言えます。

ということで、点火スイッチを外して使用することにしました。

外した点火スイッチ類の重量は実測5.4g。僅かながら軽量化にも繋がります。
点火スイッチが必要無いとなると、BRSのチタンバーナーなどの軽量バーナーも選択肢に入ってきますが、やはり風防のいらないウインドマスターが使いやすそうです。
火力を安定させるマイクロレギュレーター機能についても、正直実感まではできていませんが恩恵はあるのでしょう。
着火に使用する道具

現在自分が持っている着火道具はSOTOのスライドガストーチ、マイクロトーチコンパクト、モンベルの防水マッチ。
スライドガストーチはキャンプでの焚火の着火用、マイクロトーチはエマージェンシーキットの中に入れていましたが使用頻度が少なく、より軽量な防水マッチに変えていました。
登山で使っている人が多いのは信頼性のあるBICのライターで、レギュラー、スリム、ミニの3種類の中でも軽量なミニが人気のようです。

どんな感じか試そうと思いましたがコンビニなどの店舗ではミニが見つからず、Amazonで購入してみました。最小数量が8個は仕方ないですね。
マイクロトーチコンパクトより小さく、重量も実測11.6gと軽量で耐久性の評判も良いです。
自分は以前使っていたスライドガストーチが割とすぐに故障して買い替えた経験があり、他からもそういった声は聞きます。現在保有のモデルは蓋や吸気口の仕様変更で改善されてはいますが…。
この辺りについては、実際に使い比べた上で最終的に使用するものを決めていきたいです。
まとめ
当たり前のように使っていた道具でしたが、故障をきっかけにそのあり方、必要性を改めて見直すことができました。
他にも見直せそうな器具はありそうですし、物に限らず日頃の習慣、ルーティンワークでも同じことが言えそうです。
自分はこういった実践、試行錯誤しながら効率化、最適化を進めていく作業が割と好きですね。