蔵王坊平国設野営場でキャンプをしました

蔵王連峰の中にあるキャンプ場、蔵王坊平国設野営場で平日に連泊ソロキャンプをしてきました。
キャンプ場について
山形県上山市蔵王高原坊平、宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の中にあるキャンプ場です。
山形県側の蔵王エコーラインから入ったところにあり、総面積6.9haと広大で全面車乗入れ可能なフリーサイトとなっています。標高1,000m程度と高く平地より気温も下がりますが、林間ということで虫は多かったです。
積雪の多い立地のため開設期間は6月~10月末と短いですが、大人1人1泊500円(8/1~8/16は1,000円)と料金もリーズナブルです。
予約は不可で、当日管理棟を訪ねて受付します。テント、車への掲示証、チェックアウト時の手続きも無く、受付時間後に到着した場合も翌日の受付手続きでOKとかなり緩いため、気軽に来れますね。

管理棟。





全体的に傾斜のある箇所が多く、写真では全景を撮れませんがかなり広いです。


トイレ。
敷地奥のトイレは使用不可になっており、サイト中央のトイレを利用することになります。木を中心とした内装で、ウォッシュレットはありませんが洋式トイレもあります。
平日でしたが自分の他にも何組か利用者がおり、ここから近い位置に設営している方々が多かったです。

サイト奥の炊事場。他にも何か所かあります。
キャンプ内容
1日目
日中用事があったため17時前にキャンプ場到着。受付を済ませて設営場所を探します。

他の利用者がいない、傾斜のある奥の広場に設営。
ダッフルバッグはいつものBCダッフルではなく、比較のために購入したパタゴニアのブラックホールダッフル100Lを使用。この2つのどちらかで最終決定します。

このキャンプ場に限らず蔵王連峰の登山道、駐車場などもですが、飛んでいる虫が多いです。設営時もかなり虫がいましたが、ヤブ蚊バリアを周囲に噴射すると減ったため効果はあるようです。


夕食は自宅のレトルト消化を兼ねて色々持参し、湯煎して美味しく頂きました。

キャンプ時はチートデイということで、まんじゅう(脂質0)も食べます。

気になっていたベルモントのUL火ばさみをお試し。構造がシンプルで軽く、非常に使いやすかったです。アングルマスターだと構造上薪を掴んでひねることが難しいですしね…。
ワイルドテックのギアケースLの中には収まりが悪いですが、薪ケースに入れるという前提ならアリでした。

ランタンはモンベルのパワーバンクランタンをお試し。中設定で明るさ310ルーメンあり、このぐらいあれば床置きでもいけるかと思いましたが、手元はあまり明るくならず眩しいだけでした…。
スタンドに掛けると良い感じにはなりますが、そうなるとゴールゼロで良いですね。
食事後も焚火をしつつ、翌日は登山予定のため早めに就寝。
日中は30℃越えでしたが、就寝時の外気温は18℃。アドリフトライナーとエスケープライトビビィの組み合わせに上下フリースでぬくぬくでした。
2日目

朝食はコンビニ食品と自宅から持ってきたカルディのお茶漬け。

朝食後は蔵王ハイラインの駐車場へ向かい登山開始。曇りでしたが御釜はキレイです。
刈田岳→名号峰→熊野岳と歩き、疲れたため当初予定より手前までにして戻りました。歳のせいか、前回登山から心配機能が回復していない…。
昼食はレストハウスでかつ丼を食べようと思いましたが、2,000円を超える価格にビビってしまいかき揚げそば(1,100円)にしました笑。意外と量が多くて満足!

昼食後はキャンプ場のすぐ近くにある温泉施設、高原ゆで日帰り入浴。
キャンプ場で入浴200円割引券をもらえ、800円→600円で入浴できました。内装、設備がキレイでびっくり…脱衣場に無印良品の化粧水、乳液が置いているのもうれしい!
しかも自分が使用しているのと同じ敏感肌用さっぱりタイプ…!
入浴してさっぱりした後は山形県側のふもとに降り、地域のスーパーで食材購入して再びキャンプ場へ。

疲れて早く寝るため焚火は無し。荷物もすっきりしてたまには良いですね。

地域のスーパーで買った総菜類、自宅近くとは違ってて新鮮でとても美味しかったです!量が多すぎて明太子おにぎりは翌日の朝食にしましたが笑。
最近は環境に左右されにくいコンビニのレトルトが多かったですが、やはりその地域で食材を買う方が、体験を含めた満足度は高いですね。
今後はコンビニも活用しつつ、地域のスーパーがあれば立ち寄るようにします。
就寝時の外気温は前日と同じ18℃。アドリフトライナー単体で寝てみましたが、上下フリースにマイクロパフを着てちょうど良いぐらい。何となく温度域が掴めてきました。
3日目
朝起きてからの気分次第で登山に行くか決める予定でしたが、疲れがあったため中止。朝食を取ってゆっくり撤収、途中買い物しながら帰宅しました。
まとめ
今回は登山と組み合わせたキャンプで、両方楽しむことができました。
最寄りのコンビニまで車で片道25分程度かかってしまいますが、あらかじめ食料、行動食を準備した上で蔵王登山のベースキャンプにするのもおすすめのキャンプ場です。
キャンプ場内に照明灯が無いため夜は真っ暗で、星もキレイに見えるのも良かったです。
キャンプ飯について、最近作ってたスープパスタはクノールのスープDELIのクオリティが高すぎて完全敗北したため、今後は総菜が多くなるかもしれません笑。
就寝具についてはメーカーによって差はありますが、ナンガでいう快適使用温度は自分が上下フリースにマイクロパフを着てちょうど良いぐらいの温度です。(冬用はさらに上フリースを追加)
それでいうとこれまでの実験から、アドリフトライナー+エスケープライトビビィで快適使用温度13℃、下限8℃、アドリフトライナー単体で快適使用温度18℃、下限13℃といったところでしょうか。
もちろんダブルウォールテントで外気温より多少内部温度は高いですし、着こむのも前提とはいえアドリフトライナーが優秀で、7、8月はビビィもいらなそうですね。
就寝具の答えはある程度出たため、あとはキルトタイプのシェラフだけ試したいところです。